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陸蒸気と小学校〈明治時代〉
彦蔵と大八は、東京の文明開化に口あんぐり。ザンギリ頭になつた2人は、陸蒸気に乗って外国のような横浜へ。そのころ村の小学校では……。
(山下國幸・作/江口準次・絵)
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自由の旗〈明治時代〉
養蚕の里秩父の農民は高利貸に苦しめられていた。困民党に結集した農民たちは、自由の旗をかかげ、高利貸征伐と政治変革を求めて立ち上がった。
(山下國幸・作/梶鮎太・絵)
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野麦峠をこえて〈明治時代〉
製糸工場が林立する長野県諏訪湖畔。飛騨の娘たちは雪の野麦峠をこえて糸ひきに。病に倒れ兄に背負われて帰る女工ミネは、ついに峠で……。
(志村毅―・上地ちづ子・作/渡辺皓司・絵)
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おかかたちの米騒動〈大正時代〉
天井しらずの米の値上がりに、富山の漁師町の生活は破綻に瀕した。おかかたちは、米の県外移出禁止や安売りを求めて底力を発揮した。
(山下國幸・作/伊藤和子・絵)
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雨ニモマケズ〈大正時代〉
「銀河鉄道の夜」などの作者宮沢賢治は、情熱的で型破りな教師でもあった。教師をやめた賢治は、農民たちの肥料相談に応じ心身をすり減らした。
(山下國幸・作/箕田源二郎・絵)
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赤い夕日〈昭和時代〉
満州事変は日本軍の謀略からはじまった。赤いタ日の満州が日本軍の侵略にさらされていたとき、日本の東北地方は貧困にうちひしがれていた。
(本多公栄・作/岩淵慶造・絵)
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雪山に生きぬく十三年〈昭和時代〉
太平洋戦争さな力中国力ら巳本へ強制連行されだ
リュウさんは、北泡道の炭鉱を脱出し、雪山で穴
ごもりして13年を生きぬいた。
(山下國幸・作/高田三郎・絵)
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嘉代子ざくら〈昭和時代〉
長崎に落とされだ原爆のため、嘉代子はついに帰
らなかった。嘉代子ガ亡くなった地に田親が植えた桜の木は、毎年みごとな花を咲かせつづけた。
(山本典人・作/井口文秀・絵)
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リンゴの歌〈昭和時代〉
焼野原となった敗戦後の東京に、希望を乗せたリンゴの歌が流れる。民主化が進み新憲法ができるなか、人びとは復輿の一歩をふみ出しはじめた。
(志村毅ー・上地ちづ子・作/渡辺享子・絵)
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ノーモア=ヒバクシャ〈昭和時代〉
19B2年6月12日、ニューヨークは反核・軍縮に燃えた。
日本から、ヨーロッパから、全米各地から平和を願う100万人がここに結集したのだ。
(吉村徳蔵・作/四国五郎・絵)